一般社団法人 タオ・アカデミージャパン

一般社団法人「タオ・アカデミージャパン」は、中国より伝わる「道家氣功」の日本の窓口として、2022年4月に設立されました。

私は、著者の一人である林義貢先生と出会い、道家氣功を学びはじめ、その後さらにその教えを深めるためもう一人の著者である塩田憲一先生(道家仙宗・陽憲子)にご教授をお願いし、2019年1月、単身ブラジルに渡りました。

先生のご自宅は、サンパウロ州東部の都市カンポス・ド・ジョルドンのはずれの小高い山の上にあり、美しい大自然に囲まれながら、夜明け前の真っ暗な早朝から夜空に星が輝くまで、ほぼ一日中マンツーマンで、素晴らしい道家の教えを直接伝授していただくという幸運に恵まれました。

その帰国直後、世界を震撼させた未知の感染症によるパンデミック。感染予防のため自粛生活を余儀なくされたことで、ご自分の健康について見直す機会になった方も多かったのではないでしょうか。

医学が発達し、医療技術や薬、ワクチンなどの開発が進む一方、癌の罹患率は下がらず、高齢化社会の新たな問題である認知症など、平均寿命は延びても本当の意味での健康長寿にはほど遠いのが現実です。

もう一度原点に返り、本来人間が持っている免疫力や自己治癒力を見直すための叡智を取り戻していく……その答えが道家氣功の中にあります。

道家の先達の指導に接し、日に日にその思いを強くしていくなかで、今回、日本の活動母体として一般社団法人「タオ・アカデミージャパン」を設立するに至りました。

氣功は決して難しいものではありません。特別な人だけが実践する方法ではなく、誰にでも覚えられ、探究していけるものです。なぜなら人間も自然の一部だからです。

道家氣功のパワー(氣)の源は、宇宙であり自然です。自然は神である。よって、道家は神である、と言います。神という漢字は、森羅万象、すべての陰陽と自然界の氣(天・地・火・水)を表しています。こうした陰陽を合一(統合)させ、自らがその道を歩む、というところに、道という漢字の意味が込められています。

茶道、柔道、華道、そして神道……、日本には、この「道」のつく文化がたくさんあり道という概念が魂に刻み込まれています。そのため、道家氣功の本質をより深く理解できるのは 発祥の中国ではなく日本だと言われています。日本人は誰もが「道」を理解し、「神の道」を歩んでいるのです。

本書を通して一人でも多くの方が道と出会い、歯を磨くような気楽さで道家氣功を取り入れ、「氣功ライフ」を実践していただけたら嬉しいです。そして、与えられた命を大切にし、こころとからだを自ら調え、平穏で希望に満ちた健康で長生きできる社会を願っています。

一般社団法人 タオ・アカデミージャパン代表
三枝浩美

名誉顧問:陽 憲子真人(道家仙宗)
本名・塩田憲一。カイロプラクター、氣功師、鍼灸師、三鍼法師、三氣法師。昭和22年、神奈川県生まれ。1974年ブラジルに渡り、永住することを決める。カイロプラティックを林義貢氏に、道家氣功を劉百齢氏に師事。百齢太極拳師範、百齢八掛掌師範、日本人形製作一級師範、道家龍門派12代目継承、道家崑崙派14代目継承、道家金山派6代目継承。サンパウロで塩田健康センターの所長として活躍。1983年、ブラジル政府よりコメンダドール勲章(野口英世章)、1994年、ブラジル国南十字星勲章を受章。著書『道家氣功〜古代から伝わる21世紀最高の氣功実践書』(劉百齢、林義貢、塩田憲一著/ハンカチーフ・ブックス刊)『老子と氣功』(ポルトガル語版、スペイン語版、英語版)がある。

代表理事:三枝浩美
一般社団法人 タオ・アカデミージャパン代表理事。看護師として働くかたわら、武蔵野治療センター名誉院長・林義貢真人に師事し、道家氣功を学びはじめる。2019年、ブラジルに渡り、道家龍門派12代目・金山派6代目・崑崙仙宗15代目の継承者である陽 憲子真人のもとで道家氣功、タオ医学を本格的に学ぶ。2022年4月、一般社団法人タオ・アカデミージャパンを設立。同年5月、『道家氣功〜古代から伝わる21世紀最高の氣功実践書』(劉百齢、林義貢、塩田憲一著/ハンカチーフ・ブックス刊)をプロデュース、道家氣功を日本に広めるべく、活動を本格化させる。